ダブルの肌掛けからシングルの本掛けにするには、どのくらいの補充羽毛が必要?

北海道札幌市 F様2018年10月 リフォーム

生地が破れて中の羽毛が吹き出してしまったとの事で、北海道よりご相談を頂きました。

この度のご依頼は

●ダブルからシングルへ ダウンサイズ
●肌掛けから本掛けへ ボリュームアップ

というとても珍しいケースでした。

このような場合、どの位の補充量でリフォームする事ができるのでしょうか?

  • サ  イ  ズ ダブルからシングルへ
  • 洗浄方法 プレミアムダウンウォッシュ
  • 生  地 エントリー 5×6マス
  • 補充羽毛 ホルトバージグース90%
  • 価  格 40,700円(税別)

ビフォー

アフター

思ってたより大きな破れにビックリ。

 

 

「羽毛が吹き出して大変!」とご依頼を頂くことは珍しくありませんが、大半が縫い目からの吹き出しであったり、小さめのスレ穴だったりします。

お預かりした羽毛布団は、見事にパックリと開いた大きな破れがあり、羽毛が吹き出していました。

しっかり処置をしないと補充羽毛の量が増えてしまいます。

品質表示ラベルを確認したところ、生地には「絹50%」の表示。

繊維の中でも高品質な「絹」を使用した生地は、独特の柔らかさと光沢がありとても使用感がいいのですが、反面、繊細さゆえに耐久力に難がある生地でもあります。

あの、横にスレたような大きな破れは「絹」を使用した生地によくある症状になります。

 

お預かりした羽毛布団は、品質表示では0,7kgでしたので、ダブルサイズの肌掛けになります。

早速洗浄してみると、下記のような結果に。

  • 取り出し量 0,69kg(ほぼラベル通り)
  • 洗浄後の残量 0,55kg(約20%の減量)

 

新品羽毛 1g

取り出し量から羽毛の吹き出しは10gのようです。

10gと言っても簡単な量ではなく、カバーの中やお部屋の中に吹き出してしまったら、ビックリしてしまうような量になります。

元々の羽毛の品質が良かったせいか、洗浄後の羽毛の膨らみはとても良く、充填するのが楽しみな状態です。

 

 

シングルサイズの本掛けを何グラムにするか?

シングルサイズの本掛けは、1,2kgが主流になります。

北海道という事もあって完成重量は多めの方がいいかと思ったのですが、北海道の住宅の気密性はとても高いとのこと。

元々の羽毛のグレードや、洗浄後の状態などをふまえ、
今後の使い方などもお客様とご相談を重ね、完成重量は0,9kgにすることにしました。
(一般的に0,9kgは合掛け程度の厚さになります。)

 

洗浄後の残量が0,55kgでしたので、補充羽毛量は0,35kgになります。

この補充量は、シングル(本掛け)→シングル(本掛け)にリフォームしたケースとほぼ同じ補充量になります。

肌掛けという薄い羽毛布団でも、ダウンサイズですとこの位の量で済むんですね。

リフォームの際は、サイズアップやボリュームダウンなど様々なケースがございます。
補充量は価格に影響しますので、ご不安になられる方も多いと思います。

当店では、羽毛布団の状態に関わらず一律同料金のやり方ではなく、一つひとつ個別にお見積し、細かな点もご相談しながら進めさせて頂いております。

 

お客様からのご感想

 

綺麗にしてもらった布団を見て大満足です!使っていた子どもも喜んでいます。
これもメールや書面で細やかな気配りをいただおかげです。

対応も丁寧にしていただいたので、安心してお任せすることができました。
お世話になり、本当にありがとうございました。

思い入れのある布団を無駄にしたくなかったのでインターネットで検索して、睡眠屋さんに依頼して良かったです。本当にありがとうございました。