綿のふとんを打ち直してフワフワに
昔ながらの綿のふとんは「打ち直し」でふわふわになる、エコな素材
S様からこんな相談を受けました。
「我が家の押し入れには昔からあるふとんがギッシリ。あまりの量に干す気にもなれず、湿気からなんとなくカビくさい感じも。こんなにたくさん要らないのに、いざという時の為に全部無くする訳にもいかない。ましてや祖母が一生懸命揃えたものだから捨てるなんて申し訳なくて・・・」
とお悩みでした。
「処分して新品の購入」ではなく。
まずは今後の必要枚数を確認し、押し入れを整理。
必要のない物は処分して、綿の質の良い布団を必要枚数だけ「打ち直し」をして、今後も使用する事にしました。
昔ながらの綿のふとんは、どんなに古くなっても「打ち直し」をすることでふわふわの状態に復元する事が出来るエコな素材です。
見た目はボロボロでもビックリするほどきれいに生まれ変わります。
専門家が中綿の確認をしてこそ、分かることもあります
S様と必要な枚数を相談したところ、半分は要らない事がわかりました。
一つひとつ中綿の確認をして見ると、開けてビックリ!
上質な綿もあれば、化学繊維100%のものもありました。
また打ち直しの出来ない真っ黒い毛綿のものもありました。
残念だったのが表面は上質な綿なのに中心部は真っ黒い毛綿という何と言っていいのか分からないふとんも混じっていたことです。
こういった綿の目利きが専門家でないと難しいところです。
担当者から
こういったお悩みはどのご家庭にもあるのではないでしょうか。
思いきって捨ててしまって、新しいものを購入するという方法もありますが、お祖母さんの思い入れも残しながら次の世代に繋ぐことが出来るのが打ち直しの良いところです。
必要な数を必要な形にすることで、スペースだけでなく気持ちもスッキリするはずです。
担当:小寺祐也
お客様のご感想
お陰様で押入れもスッキリしました。古いふとんも立派になって見違えるようです。
中の綿っていろんな種類があるんですね。白いのやら黒いのやら。初めて知りました。
何より嬉しかったのが、普通のふとんにするだけでなく、座布団やコタツふとんなど、必要な形にできたことです。
祖母が揃えたふとんがこんな形で使うことができて家族で喜んでいます。
本当にありがとうございました。