羽毛ふとんを使いやすく再生!

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田植えも終わり、春の気候も落ち着いて来ましたね。
水の入った田んぼに写る鳥海山を見るのが好きな小寺です。

今年は春になったとたん、急に暑くなったかと思えば次には冷え込み…なんて、体調が天候に左右された方が多かったのではないでしょうか?
それもやっと落ち着き、暖かい日々が続くようになって来ました。
今年は暑くなるのが早いのかな?と感じています。

 

毎年この頃になると、「何を掛けて寝たらいいのかわからない…」と言った声が聞かれます。
「今って皆さん何を掛けて寝ているもんですか?」とか。わからないから人の行動が気になるんでしょうね。

 

そんな中途半端な時期だからこそ、中途半端なお布団がピッタリなんです。

以前も紹介しましたが、”合掛けふとん”というお布団がおススメなんです。

 

通常冬用の羽毛ふとんには1.2~1.3kgの中身が入っています。夏用の肌掛けふとんは0.3~0.4kg。”合掛けふとん”はその中間で0.6~0.8kg位がおススメです。

”合掛けふとん”は市販の物も少なく、使われている方も多くはないと思います。
当店では、サイズや厚さを選んで新しくお作りもできますが、手持ちのお布団をリフォームし作り直すことも出来ます。

長く使った羽毛ふとんも、中身の羽毛をキレイに洗浄し作り直すので、まるで新品のように生まれ変わります。

 

去年に肌掛けを新調されたお客様。いままで冬に掛けていた羽毛ふとんはサイズも大きく重い為、扱いにくく今年の冬は使わずに過ごしたそう。

でも使わずにしまっておくのも邪魔にもなるし、捨ててしまうのももったいない。
それならと、15年使用した羽毛ふとんを思い切って”合掛けふとん”にリフォーム!

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サイズは肌掛けと同じになるように今までより少し小さくして、冬に寒くなったら2枚重ねて使えるようにしました。

そして、身体にフィットして使える縫製方法をチョイス。

肌掛けは暑い季節に使うので、通気性の良い生地をお勧めしましたが、合掛けは肌寒い時にも使うので、身体に沿うようにしなやかな生地をお勧め。

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今までよりサイズは小さくなり、厚さも薄くしたので扱いやすくなり、使い勝手も抜群に良くなりました。
なによりたっぷりあった今までの羽毛を使って作り直しをしたので、経済的です。

 

ちなみに今回は羽毛が結構余ったので枕にしてもらいました。ダウンたっぷりの贅沢な枕です。

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”合掛けふとん”は夏が短い東北の気候にこそ、実はとても便利なお布団です。

春になり羽毛ふとんじゃ暑くなってきたなぁ。。。でも肌掛けに変えるには早すぎる!
なんて時のお布団です。
残暑が終わり、冬用を掛けるまでの間にもとっても重宝します。

中途半端な時期には”合掛けふとん”。夏になったら”肌掛けふとん”。冬になったら2枚重ねて調整。
この組み合わせがあると、一年中無駄なくお布団を使いまわせるので、収納にお困りの方にもおススメですよ。