ふと、仕事について考えてみた。

遅くなりましたが、皆様新年明けましておめでとうございます。
久しぶりにゆっくりとした正月を過ごし、きっちり3キロ太った小寺です。

 

ふと、今までの商売を振り返ってみた。

お陰様で当店は今年で創業55周年を迎えます。お正月ののんびりとした時間の中で、ふと今までの商売について考えてみました。
その時代毎に工夫を凝らし、製造業から店舗販売、また訪問販売など様々なスタイルで営業して来ました。ここで感じたのが、販売スタイルは変わっても 「売っている物は変わっていない」 という点です。

 

何故、長年営業出来たのだろうか?

創業当時の時代背景は戦後間もなく、繊維は国の基幹産業でした。当時のお店は綿の製造や加工(打ち直し)などを中心とした、どちらかというと製造業に近く、店舗というより工場という感じで営業していました。私がまだ生まれていない頃の話です。

その後時代は変わり、だんだんと国そのものが豊かになってきました。販売する物も進化し、種類も増えました。この頃からお店も店舗らしくなり、綿の製造だけでなく二次製品も販売をするようになります。昭和30年代後半、製造兼店舗販売を始めた時代です。

更に時代は進み、流通網も発達して来ました。どこでも商品が買える時代、よりお客様に近づこうと、訪問販売を始めます。昭和50年代後半、この時代はちょうど綿ふとんから羽毛ふとんに商品がシフトした時期と重なり、寝具業界がもっとも景気が良かった時代とも言えます。

そして現在、寝具を購入するチャンネルが大きく変わり、通販やネット、大手GMSでの販売が中心となってきました。寝具専門店はより専門性に磨きをかけないと生き残れない時代です。当店もコンサルティングを主とした「睡眠屋」の時代に入ります。

上記のように、時代毎に決断を重ね販売方法は大きく変化しながらも「寝具」を販売してきました。

昔のまま、打ち直しだけでやってこれただろうか?訪問販売でやってこれただろうか?と考えるとやはり難しかったと思います。

 

結論

変わらない為には変わり続けなければならない。

どの業界にも当てはまる事ではないかと感じます。伝え続ける為には大きな事には大胆に決断し、細かな事も日々考え精進する事。常に変化し続けないといけないという事ですね。

 

さて、ここにきて寒さも本格的に厳しくなってきました。1月半ばでやっと雪が積もり始めるなんて、近年になく有りがたいものです。

体調に気をつけより良い1年をお過ごしください。本年も宜しくお願い致します。